カラダを保温すること
夏の海水浴など、水面付近で10分や15分くらい泳いでいても寒さを感じることは少ないかもしれません。でも、ダイビングでは、水深15m前後のところで、約30〜40分潜っていることがほとんど。気付かないうちに海水に体温を奪われ徐々にカラダが冷えていきます。場合によっては、体温の低下に伴って運動能力が低下することも充分に考えられます。
ダイビングスーツは、こうした季節、気象や場所などの諸条件、または深度による水温の低下などから、ダイバーのカラダが寒くならないようにする役目を果たしているのです。
カラダを保護すること
海はそのまま大自然。岩場や珊瑚の周囲には、いろいろな海の生物が棲んでいます。でも美しく見えるそんな風景も、肌をさらして無防備に近づけばケガのもと。岩や珊瑚などに接触して傷付いたり、毒をもった生物に刺されたりと、思いのほか危険は身近に迫ってくるのです。
ダイビングスーツは、こうした海の中のトラブルから、ダイバーのカラダをしっかりと守り、少しでも安心・安全な環境をお届けすることも担っているのです。
温かそうに見えますが、長時間海の中にいると、気付かないうちに徐々に体温が奪われていきます。
神秘的で美しい海の中の世界。でも、そこは大自然です。キレイに見えても毒のある生き物もたくさんいます。